第49回社会人野球日本選手権東海地区予選は20日、愛知・岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで敗者復活戦2試合があり、JR東海と東海理化が勝ち進んだ。
JR東海はHonda鈴鹿から九回に一挙7点を奪って逆転勝ちし、21日の代表決定戦で王子と対戦する。東海理化は東邦ガスに競り勝ち、21日に代表決定戦進出を懸けてHonda鈴鹿とぶつかる。東邦ガスは予選敗退となった。【黒詰拓也】
JR東海・井上裕貴監督
良い試合だった。先発を担ったベテランの戸田(公星)ら投手陣が粘って失点を抑えた結果が逆転につながった。戸田は一回に失点し、その後も走者を出しながらも低めに制球し要所を押さえた。まさに戸田の真骨頂だった。打線ではルーキーが仕事をしてくれた。新人、中堅、ベテランが一つになってカバーすると言い合ってきた夏場の練習の成果が出た。
JR東海・松野海舟
(九回に逆転の右前適時打)投手が代わったばかりで、直球でストライクを取りにくると狙っていた。内角寄りの甘いストレートを振り抜き、打球は弱かったが、ヒットゾーンに飛んで良かった。新人としてチームを盛り上げ、次の試合も出塁することを第一に考えてプレーする。
Honda鈴鹿・久芳(くば)修平監督
勝ちに手が届いていた。継投ミスだった。先発した井村(勇介)が打たせて取る投球を続けていたが、九回に走者を出してしまったのは疲れが出たのかもしれない。一回に先制してから中盤にもっと加点できればよかったが、相手の戸田投手の真っすぐが伸び、落ちる変化にもうまく対応できなかった。気持ちを切り替えて次の試合を戦う。
東海理化・山根直輝監督
全員で勝ち取った試合。しびれる場面で継投した茶谷(琉斗)が思い切って投げてくれた。相手より安打数は下回ったが、ほしい所で1本出た。本大会に向け、力を振り絞ってあと2勝する。
東海理化・武藤健司選手
(四回にソロ本塁打、八回に勝ち越しの適時打を放ち)本塁打は、これまで左打者が速球に差し込まれていたので、自分にも真っすぐが来ると思い、甘いストレートを捉えた。八回のタイムリーは内角寄りのカットボールだった。相手投手の対策をしてきた。連戦になるが、チームの状態は良いので攻守で攻める野球をする。
東邦ガス・宇津野純一監督
ヒットを多く放ちながら得点できなかったのは自分の責任。選手の力はある。勝つための組織力を高めたい。
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