プロ野球・巨人

巨人―DeNA(18日・東京ドーム)

 終盤まで混戦が続く今季のセ・リーグで、首位に立つ巨人をこの日もけん引した。1番・丸佳浩が今季3本目となる先頭打者本塁打で先取点を奪った。

 カウント2ボール1ストライクから、真ん中付近のストレートをとらえ、右翼席へ14号ソロを運んだ。150キロを超える直球で押してきたDeNA・ジャクソン。セの最優秀選手に2度も選ばれた好打者は甘い球を見逃さず、「最高の形で先制点が取れて良かった」と喜んだ。

 1番打者にはシーズン序盤から定着。大黒柱の坂本勇人が不調で一時離脱したり、途中加入ながら活躍していたヘルナンデスが負傷で離れたりするなど、アクシデントが続いた中、打線をけん引し続けてきた。本人は「最近チームを勢いづけられてなかった」と反省したが、17日時点で、打率2割8分超、44打点と貢献してきた。

 勝つか、引き分ければ、優勝へのマジックナンバーが点灯する大切な一戦での貴重な一発。中堅手としても外野守備を引き締めており、巨人に欠かせない存在となっている。【岸本悠】

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