135キロ未満級の決勝。土俵際で逆転の上手投げを放つ日大の花岡真生選手(右)=堺市の大浜公園相撲場で2024年9月14日午後2時37分、高橋将平撮影

 第49回全国学生相撲個人体重別選手権大会(毎日新聞社、日本学生相撲連盟主催)は14日、堺市の大浜公園相撲場であった。135キロ未満級では、日大の花岡真生選手が大会史上初となる1年生から4連覇を達成した。決勝はスフバット選手(専修大)に立ち合いから攻め込まれたものの、土俵際で右から上手投げを放って逆転勝ち。他の階級を含めても過去に4連覇を達成した選手はいない。花岡選手は「危ない相撲だったが、4連覇できてよかった」とほっとした表情。スフバット選手とは昨年の決勝でも対戦しており、「互いに手の内を知る相手。勝てたことをはずみに、11月の全国学生相撲選手権大会でも団体優勝を目指して頑張りたい」と早くも次を見据えた。

土俵際でこらえる日大の花岡真生選手=堺市の大浜公園相撲場で2024年9月14日午後2時37分、高橋将平撮影

 大会は、75キロ未満▽85キロ未満▽100キロ未満▽115キロ未満▽125キロ未満▽135キロ未満▽135キロ以上▽無差別の8階級に、東西の体重別大会の上位に入った16選手が出場した。

 75キロ未満級は栩内陽向選手(専修大)が東日本王者の清宮健史選手(日大)を破って優勝。85キロ未満級は昨年の世界選手権で軽量級3位に入った奥知久選手(日体大)が制した。100キロ未満級は金子大祐選手(国士舘大)、115キロ未満級は満上颯悟選手(日体大)がいずれも初優勝を果たした。

各階級で優勝した選手たち。前列左から専修大・栩内、日体大・奥、国士舘大・金子、日体大・満上。後列左から金沢学院大・大森、日大・花岡、東洋大・菅原、日体大・ブフチョローン=堺市の大浜公園相撲場で2024年9月14日午後4時19分、石川直人撮影

 今大会から新設された125キロ未満級は大森康弘選手(金沢学院大)が優勝し、初代王者の座に就いた。135キロ以上級は東日本体重別で敗者復活の末に本大会の出場権を得た菅原悠翔選手(東洋大)が制覇。無差別級は昨年王者のブフチョローン選手(日体大)が2連覇を達成した。【大村健一】

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