西武は12日夜、ベルーナドームで行われた楽天戦に3対7で敗れて今シーズンの成績が40勝85敗となり、前身の西鉄時代の1971年に記録したシーズン84敗を更新し、1950年の球団創設以来、シーズンの負けの数が球団ワーストとなりました。

西武は今シーズン、開幕から3カード連続で勝ち越したものの、その後、極度の打撃不振に苦しんで7連敗を喫するなど、最下位に沈みました。

5月にも8連敗をするなど浮上のきっかけをつかむことができず、交流戦前の5月26日に松井稼頭央監督が休養し、渡辺久信ゼネラルマネージャーが監督代行を兼務してチームの指揮をとりました。

しかし、その後もチーム状態は改善せず、負け越しの数が43となった先月30日には、26試合を残してクライマックスシリーズ進出の可能性がなくなりました。

また、10日には2021年以来となる最下位も確定し、リーグ優勝に23回、日本一には13回輝き、1980年代から90年代にかけて黄金時代を築いたチームにとって、球団史上に残る苦しいシーズンとなっています。

渡辺監督代行は12日夜も打線がチャンスを生かせずに、敗れた試合を振り返り「ヒットは出るが、ここというところでダブルプレーが2つ出たので工夫が必要だと感じる。バッターが有利な場面だが、慌てて球に飛びついてしまっていた」と話していました。

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