視覚障害のある選手で競うパリパラリンピックの柔道で日本勢は金メダル2つ、銀メダル1つ、銅メダル1つの合わせて4つのメダルを獲得しました。

メダリストの4人の選手は12日、東京 文京区の講道館で記者会見しました。

男子73キロ級、障害の軽いクラスで金メダルを獲得した瀬戸選手は「あれだけ多くの観客の前で試合をするのは初めてで緊張や不安はあったが、家族や友人の応援が心強かった。結果が出てうれしい」と喜びを話しました。

金メダル獲得の実感がわき、涙が止まらなかったという表彰式については「動画が出回っているようでちょっと恥ずかしい」とてれ笑いを浮かべていました。

女子57キロ級、障害の軽いクラスに出場し、柔道の日本女子で初めての金メダルを獲得した廣瀬選手は「たくさんの人に支えられて力を出し切れてよかった。これをきっかけに『視覚障害者柔道』が広まってほしい」と話しました。

また、観客席で応援していた夫でコーチの悠さんに表彰式のあと、メダルを手渡したということで「『重いな』と言っていた。ただ、あとから電話で『首にかけてもらっていない』と言っていたので、帰ったらすぐに首にかけてあげたい」と笑顔で話していました。

半谷静香「多くの人に応援してもらってうれしかった」

女子48キロ級、障害の重いクラスで銀メダルを獲得した半谷静香選手は「自分の力を出し切るという目標は達成できた。決勝は思いが届かず、負けてはしまったが、帰国して徐々に銀メダルを取った実感がわいてきた」と話し、笑顔を見せました。

また、地元の福島県いわき市からパブリック・ビューイングで声援が送られたことについて「涙を流して喜んでくれた人がいると両親からメッセージをもらった。多くの人に応援してもらってうれしかった」と話していました。

小川和紗「攻める柔道がこれまででいちばんできた」

2大会連続の銅メダルを獲得した女子70キロ級、障害の軽いクラスの小川和紗選手は「本来は金メダルを目指していたが、3位決定戦で銅メダルを勝ち取ることができた。攻める柔道がこれまででいちばんできたので、喜びが抑えきれない」と話していました。

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