プロ野球・DeNA

●阪神3―4DeNA○(11日・甲子園)

 DeNAの牧秀悟が先制の20号ソロに勝ち越しの適時打と奮起した。

 前日の5番から2番に移った牧は一回1死走者なしで、阪神の先発・村上頌樹が投げた3球目のフォークをうまくバットに乗せて左翼席へ運んだ。「自分の形で仕留めることができた」。柔らかい体の使い方でバットの芯で捉える真骨頂の一打だった。

 三回1死二、三塁では、真ん中のカットボールを左前にはじき返し、打点を挙げた。

 牧は新人から4年連続で20本塁打をマーク。これまで、有藤(ロッテ)、原(巨人)、清原(西武)、石井(近鉄)という4人のスラッガーしか達成していない快挙だ。

 レギュラーシーズンも佳境を迎え、4位に付けるDeNAがさらに上位に食い込むには安定した結果を出す牧のバットは欠かせない。【荻野公一】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。