栃木県高野連は10日、宇都宮市内で部長会議を開き、新しい会長に宇都宮工の石島祐太郎校長を選んだ。新任の副会長には、黒磯南の吉永規生校長、小山南の山本宗良校長が就いた。
新会長になった石島氏は那須塩原市出身の58歳。大学卒業後、民間企業勤務を経て、高校教員になった。「専門は機械。高校野球もモノづくりと同じで、生徒の安全が大切だと思う。安全第一で運営していきたい」と抱負を述べた。
具体的な活動方針では、県高野連がこれまで取り組んできた子供たちへの野球の普及活動に力を入れることを挙げた。また、春の選抜大会に出場した作新学院はじめ、全国レベルの強豪校が県内に複数あり、全体の実力を向上させていくためにも「強化活動を継続していきたい」と述べた。
野球の競技経験はなく、少年時代は剣道に取り組み、教員になってからはソフトテニス部や硬式テニス部の顧問を務めた。以前、宇都宮工に勤務していた当時、同校が2002年春の選抜大会に出場したときの思い出を振り返り、「やはり甲子園は特別な場所だと感じた」とも語った。(高橋淳)
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