パリパラリンピックのマラソンは大会最終日の8日に行われ、男子の車いすのクラスには、2大会連続出場で30歳の鈴木選手と、初出場で42歳の吉田竜太選手が出場しました。

鈴木選手は5キロ地点では先頭から8秒差の3位につけて、その後も前の2人を追い、中間点では2位の選手に1分近く離されたものの、後半に粘りを見せて、35キロ手前で2位の選手に追いつきました。

しかし40キロすぎのラストスパート勝負で及ばず、2位と4秒差の1時間31分23秒でフィニッシュし、銅メダルを獲得しました。

鈴木選手は前回東京大会の400メートルユニバーサルリレーでの銅メダルに続いて、パラリンピックでは2つ目のメダル獲得です。

スイスのマルセル・フグ選手が1時間27分39秒で大会3連覇を果たし、銀メダルは中国の金華選手で、1時間31分19秒でした。吉田選手は1時間37分15秒で8位でした。

鈴木「名前を歴史に刻めたことがとてもうれしい」

鈴木選手は「めちゃくちゃうれしい。日本語で『最後まで諦めない』と言いながらゴールまで頑張った」と話していました。

その上で「両親からもらった名前を歴史に刻めたことがとてもうれしい」と充実した表情で話しました。

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