貴景勝は角番で迎えた先場所、5勝10敗で負け越し、令和元年の九州場所から守ってきた大関の地位から陥落し、関脇で臨む今場所は10勝以上を挙げれば大関に復帰できます。
初日は大関経験者で前頭3枚目の御嶽海と対戦します。
過去13勝13敗と互角の成績ですが、先場所は貴景勝が勝っていて、ともに突き押しを得意とする力士どうしの対戦で互いに攻め合う展開が予想されます。
貴景勝は痛めている首のけがの状態が気になるところですが、立ち合いで頭からしっかりと当たって相手の上体を起こしていけるかがポイントになります。
対する御嶽海は鋭い出足で優位に立ち、一気に攻めていきたいところです。
また、今場所の成績しだいでは大関昇進の可能性がある関脇 大の里は過去2戦2勝としている前頭2枚目の熱海富士と対戦します。
大の里は立ち合いで得意の右を差して休まず攻め続けられるか、熱海富士は相手を組み止めて、優位な体勢で得意の右四つに持ち込めるかが鍵となります。
大関陣は、琴櫻が新三役だった先場所でふた桁10勝を挙げた小結 平戸海と、豊昇龍が先場所、優勝決定戦で照ノ富士に敗れた隆の勝とそれぞれ対戦します。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。