大相撲秋場所の土俵祭りで祭主を務めた立行司の第38代木村庄之助(左)=7日、両国国技館

 大相撲秋場所限りで日本相撲協会を定年退職する立行司の第38代木村庄之助(64)=本名今岡英樹、島根県出身、高田川部屋=が7日、自身最後の本場所を前に「今場所は少し違う気持ちかもしれないが、しっかりと地に足をつけて臨む。土俵に魂を埋める覚悟でいる」と心境を語った。  この日は土俵祭りで祭主を務め、厳かな雰囲気の中で祝詞をささげた。「平和に15日間終わるよう、集中して祈った」と穏やかな表情で語った。  1月の初場所で行司最高位の木村庄之助を襲名。千秋楽の22日に65歳の誕生日を迎える。「土俵はストーリーのない領域だが、最後までしっかりと勝負を見極めたい」との気概を示した。


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