【金メダリストも生出演】元日本代表 西村さんの思いを動画で
※9月13日 午後5:00まで配信
滋賀県守山市に住む西村秀樹さん(62)は、先天性の緑内障が悪化して27歳のときに失明しました。
「新しいことに挑戦したい」と、30歳の時にゴールボールを始め、2年後、初めて結成された日本代表のメンバーに選ばれました。
アトランタとシドニーパラリンピックの予選に出場しましたが敗退し、パラリンピック出場をかなえることなく現役を引退しました。
西村さんは「体格でも技術でも太刀打ちできず世界の壁は高かった」と振り返っています。
西村さんは現役を引退後、海外のチームにも勝てる有望な人材を発掘しようと日本パラリンピック協会の一員として全国各地で体験会を開きます。
西村さんは「夢の続きを必ず誰かが、いつか見せてくれるだろうという思いがあった」と話します。
その活動は20年以上におよび、今の代表の宮食行次選手や、鳥居陽生選手はこの体験会で見いだされたということです。
今大会の準決勝の後、西村さんは宮食選手に激励のメッセージを送っていて、宮食選手からは「最後の壁をぶち破ります」と返信が来ていました。
決勝戦を自宅で応援した西村さんは、宮食選手が得点をあげると、手をたたいて喜んでいました。
そして延長戦で日本がゴールを決めて勝利すると、涙を浮かべていました。
試合が終わると西村さんは宮食選手に「僕らの夢をかなえてくれてありがとう」とメッセージを送っていました。
西村さんは「30年間たくさんの人の思いをつないできた結果だと思います。選手たちには本当にありがとうと伝えたいです」と話していました。
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