パリパラリンピック水泳愛媛県今治市出身の山口尚秀選手が、5日200m個人メドレーの決勝に臨み8位となりました。

100メートル平泳ぎで銅メダルを獲得した今治市出身の山口尚秀選手。200メートル個人メドレーが今大会4種目目となります。

地元の今治市ではパブリックビューイングが行われ、会場にはパリで山口選手を応援し帰国したばかりの家族の姿も見られます。

父・峰松さん:
「本当に皆さんに後押しして頂いて、価値ある銅メダルになったと本当感謝申し上げます。どうしてもこのお礼がしたくて参りました」

個人メドレー決勝山口選手は一番手前の8レーンです。山口選手はスタートでいい反応を見せ最初のバタフライは6位につけます。背泳ぎで順位をひとつ下げ、3泳法目の平泳ぎ。得意の種目で追い上げようと懸命に泳ぎ順位を一つ上げます。優勝タイムはパラリンピック新記録。山口選手は最後の自由形で2人に抜かれ、2分14秒98で8位となりました。

山口尚秀選手:
「決勝も力を出し切ろうという気持ちもあったし、後半バテないようにするためでもあるし、しっかり効率よく力を出し切るのは課題だと思います」

父・峰松さん:
「持てる力をいま持てる力を十分に発揮したと思います。最後まで自分を信じてよく頑張ったねと声を掛けたいと思います」

母・由美さん:
「5年間世界一という重圧に頑張ってきたので、今回ちょっと重圧から卒業させて頂いて、本人もまた別の意味で水泳に向き合って行けるんじゃないかなと思います」

山口選手は6日、最後の種目となる100メートル背泳ぎに出場する予定です。

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