9月14日に開幕する第77回秋季栃木県高校野球大会(県高野連主催)の組み合わせ抽選会が4日、宇都宮市のユウケイ武道館であった。上位2チームは10月の関東大会に出場し、大会の成績は来春の選抜大会の選考材料になる。

 秋季県大会は10月6日までの10日間で、60校48チーム(連合チームが6)が参加する。シード校は8月に行われた交流戦で勝ち上がった石橋、那須拓陽、国学院栃木、宇都宮工、作新学院、宇都宮南、文星芸大付、足利大付、真岡、青藍泰斗、小山北桜、宇都宮商、矢板中央、佐野日大、茂木、足利の16校。例年は上位8校をシードに選ぶが、台風の影響で試合が消化できず16校になった。

 連合チームは「宇都宮東・真岡北陵」「宇都宮清陵・さくら清修」「鹿沼東・今市・今市工」「壬生・小山高専・栃木農・足利南」「足利清風・佐野東・佐野」「矢板・矢板東・黒磯南・黒羽」。

 今夏の甲子園に県立高として19年ぶりに出場し、ベスト16に進出した石橋は、足利工と宇都宮中央の勝者と対戦する。大会3連覇を狙う作新学院は、鹿沼南と上三川の勝者と顔を合わせる。石橋の杉浦悠成主将は「甲子園で1勝した先輩たちの良さを新チームに生かしたい。挑戦者の気持ちで、一戦一戦、試合を通して成長していきたい」、作新学院の山田瑞稀選手は「まずは一戦一戦を大事に戦っていきたい。昨年のような絶対的エースはまだいないので、守備と打撃のバランスを良く試合を展開したい」と抱負を語った。

 優勝、準優勝の上位2チームは10月26日から神奈川県で開かれる関東大会に出場する。昨年は作新学院が関東大会で優勝し、全国の代表が集まる11月の明治神宮大会で準優勝した。(高橋淳)

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