日本人男子最年少の快挙です。4月に開かれたレスリングのアジア選手権で、高松北高校の吉田泰造選手が優勝しました。強さの秘密に迫りました。

鍛え上げられた筋肉を披露するこちらの高校生。高松市の高松北高校3年、吉田泰造選手(18)です。吉田選手は4月、中央アジアのキルギスで行われたレスリングのアジア選手権、男子グレコローマンスタイル82キロ級に出場。日本人男子最年少記録で優勝しました。

(高松北高校 吉田泰造選手)
「高校生だけど全日本選手権でメダルを取っているので、自分も日本でメダルを取れるくらい強いんだぞと自信を持って戦えた。シニアの選手相手にも通用することが分かって、とてもうれしい」

吉田選手の強みは、腰から下を攻撃や防御に使ってはいけないグレコローマンスタイルにおいて、組み合いになっても倒れない強靭な足腰と、ここぞの時に技を仕掛けられる勝負強さです。鍛え上げられた筋肉は長年続けてきたトレーニングの賜物です。

(高松北高校 吉田泰造選手)
「中学校1年から5年間上っている。82キロくらいの体重を片腕で耐える筋肉はロープでしか鍛えられないと思うので、大切なトレーニング」

アジアの頂点に立った後も高みを目指し続ける吉田選手。次なる目標は、世界王者です。

(高松北高校 吉田泰造選手)
「ロサンゼルス五輪(2028年)と次の五輪で優勝して2連覇することが目標。勝った時にマットで吠えている姿、うれしくて「オーイ」と言っている姿がとてもかっこいいと思うので、それを目指して頑張る」

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