ボクシングの世界スーパーバンタム級主要4団体タイトルマッチは3日、東京・有明アリーナで行われ、統一王者の井上尚弥(大橋)が挑戦者のTJ・ドヘニー(アイルランド)に7回TKO勝ちで4団体の王座防衛に成功した。これで世界戦通算23勝となり、日本人歴代単独最多勝利となった。2位は井岡一翔(志成)の22勝。

2回、TJ・ドヘニー(右)を攻める井上尚弥=有明アリーナで(内山田正夫撮影)

◆ダブル世界戦、武居由樹は初防衛

 井上尚はスーパーバンタム級初戦となった昨年7月のスティーブン・フルトン(米国)戦で8回TKO勝ちし、世界ボクシング評議会(WBC)と世界ボクシング機構(WBO)の王座を獲得。同12月に、世界ボクシング協会(WBA)と国際ボクシング連盟(IBF)王者のマーロン・タパレス(フィリピン)に10回KO勝利を収め、男子史上2人目となる2階級での4団体統一王者となった。  ことし5月にはボクシングで34年ぶりとなる東京ドームでの世界戦興行が行われ、ルイス・ネリ(メキシコ)を相手に6回TKO勝利を収め、4万人超の観客を沸かせた。  同じ興行で、WBO世界バンタム級タイトルマッチがあり、王者の武居由樹(大橋)が、挑戦者の比嘉大吾(志成)を判定で下し、初防衛に成功した。 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。