▽男子シングルスの足に比較的重い障害があるクラスでは、藤原大輔選手が準決勝でインドの選手に0対2で敗れ、3位決定戦に回ることになりました。

▽このほか、男子シングルス、車いすの比較的障害が重いクラスでは、村山浩選手が準々決勝で韓国の選手と対戦し、0対2で敗れました。

村山浩「負けてしまったが できることはやった」

準々決勝で敗れた村山浩選手は第1ゲームと第2ゲームともに接戦だった試合について「ゾクゾクする試合だった。残念ながら負けてしまったが、できることはやったのですっきりしている」と振り返りました。
また「国に関係なくいいプレーには大きな声援を送ってくれたことが本当に力になった。声援がなければ、もっと簡単に負けてしまっていたと思うので観客の皆さんに感謝です」と話しました。
そして、午後に男子ダブルス、車いすのクラスの3位決定戦で日本勢どうしの対戦になったことについて「『松本選手と長島選手のペアにはメダルは渡さん』ときのう梶原選手と話したので、泥臭い試合を4人でできたらと思っている」と意気込んでいました。

▽女子シングルスでは、足に比較的軽い障害があるクラスの藤野遼選手が準々決勝で中国の選手に0対2で敗れました。

藤野遼「バドミントンをやってよかった」

準々決勝で敗れた藤野遼選手は「毎日、朝練をやってきて、それでも勝てないのかと思うとすごく悔しいが、東京パラリンピックよりもいいプレーができたと思う」と振り返りました。
また、パリパラリンピックでいったん競技に一区切りをつけるとした上で「6歳からバドミントンをやってきて、高校で辞めるつもりだったが、そこから10年続けたことで世界が広がったので、小さいころから諦めずにやってきてよかった。自分に障害があると言えなくて、ふつうにふるまっていた時期もあったが、それでも理解してくれる人に出会えたりしたので、バドミントンをやってよかった」と涙ながらに話しました。

▽腕に障害があるクラスの豊田まみ子選手は、準々決勝でインドの選手に0対2で敗れました。

豊田まみ子「1日1日がすごく楽しくてプレーできて幸せだった」

準々決勝で敗れた豊田まみ子選手は「パラリンピックの舞台を目指して10年くらいかかったが、本番はあっという間に過ぎてしまった。でも、この1日1日がすごく楽しくてプレーできて幸せだった」と話しました。
また「パリ大会に向けて全力でやってきたので、これから先のことはまだ考えていないが、ここまで応援してくれた方々に感謝の気持ちでいっぱいだ」と話しました。

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