”全盲のエース” 力強い泳ぎで金メダル
競泳の全盲のエース、木村選手は50メートル自由形の予選、全体4位のタイムで決勝に進みました。
決勝のレースは序盤から複数の選手が激しくトップを争う展開となりましたが、木村選手は力強い泳ぎで終盤、わずかに抜け出して1位でフィニッシュし、金メダルを獲得しました。タイムは出場選手の中で唯一の25秒台となる25秒98で、みずからの持つ日本記録を0秒07更新しました。
木村選手は東京大会の100メートルバタフライに続いて2大会連続の金メダルで、メダルの獲得は4大会連続、通算9個目となりました。このあと、100メートルバタフライにも出場する予定で、この種目の2連覇にも期待がかかります。
木村敬一「ゴールタッチまで完璧にいった」
みずからの持つ日本記録を更新して金メダルを獲得した木村敬一選手は「すべてがはまらないと自己ベストがなかなか出ないところまできていたが、ウォーミングアップから最後のゴールタッチまで完璧にいった」と振り返りました。
木村選手は5大会連続での出場となりますが「何回出場しても緊張するものはするし、その度合いが下がっていくことはなく、まだまだ自分に闘争心があることがわかって、すごくうれしい。最高の観客の前で泳ぐことができてすごく幸せだ」と充実の表情で語りました。
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