ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権のU12男子シングルス決勝で対戦するオトリエ龍馬(左)と石部宝之助=東京都江東区で2024年8月30日、松崎進撮影

 国内最高峰のジュニアテニス大会「ユニクロ全日本ジュニアテニス選手権」(毎日新聞社、日本テニス協会主催)は31日、東京・有明テニスの森公園で、12歳以下(U12)と14歳以下(U14)両部門の男女シングルス決勝がある。30日の準決勝を終えた選手たちに、大一番を前にした抱負を聞いた。【松崎進、寺田翼】

U12男女は第1、第2シードが激突

 U12男子は、第1シードのオトリエ龍馬選手(Team Rise)と第2シードの石部宝之助選手(TY町田ジュニアテニス)が対戦する。オトリエ選手は今月開かれた全国小学生テニス選手権を全試合ストレート勝ちで制しており、「(石部選手は)すばしっこくてコントロールも良い。攻めで負けないようにしたい」と語った。石部選手は5月の全国選抜ジュニアで準優勝しており、「明日も勝って優勝したい」と勝利を誓った。

 U12女子も第1シードと第2シードの対戦だ。佐藤実莉選手(荏原SSC)と奥山し渚選手(ITSベルズ)は5月の全国選抜ジュニアでも決勝で対戦。フルセットまでもつれる熱戦の末、佐藤選手が栄冠に輝いた。佐藤選手は「最高のパフォーマンスを出せるように頑張りたい」。奥山選手は「攻めるプレーで全国選抜のリベンジをしたい」と意気込んだ。

U14男子はダブルスの前回覇者が登場

 U14男子は橋本大輔選手(東京都TA)と遠藤栞吾選手(荏原SSC)が頂点を競う。橋本選手は昨年、U14ダブルスで優勝したものの、シングルスでの決勝進出は初めて。対戦相手の遠藤選手について、「粘り強くて良い選手」と警戒した。第4シードの遠藤選手も今回が初の決勝の舞台。「楽しんで自分のプレーをする」と話した。

 U14女子は第7シードの西脇美結選手(TEAM STUFF)と第1シードの鈴木美波選手(Wishテニスクラブ)の顔合わせ。西脇選手は「相手はパワフルな選手なので、付いていきたい」。鈴木選手は「1回戦からの反省を生かしてベストなプレーができるように頑張りたい」と語った。

 決勝は31日午前から。毎日新聞デジタルの特設サイトでライブ配信もある。

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