28日夜に行われたパリ・パラリンピックの開会式は、多彩なキャラクターや演出が彩りを添えた。そのひとつが、少しだけ姿を変えたマスコットだった。
続々と入場する各国の選手団が会場内をゆっくり周回していた時、中央のステージ上には、たくさんの公式マスコット「フリージュ」が現れた。
パリ・オリンピックでもおなじみだったフリージュ。その姿は、古代ローマでは解放奴隷がかぶり、18世紀のフランス革命では自由の象徴とされた赤い三角帽子「フリジア帽」をモチーフにしている。
2本の足があるが、パラリンピック仕様は右足が義足で、パラアスリートを連想させる。組織委によると、障害がある姿のマスコットが採用されたのは、パリ大会が初めてという。
オープニングの映像ではボディーが大量のフリージュで装飾された車が走る姿が映された。実際の会場でも五輪とパラリンピックのフリージュが混在して登場。この日も大いに存在感を発揮していた。【パリ川村咲平】
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