7月25日にバンテリンドームナゴヤで行われた、史上初となる“中日ドラゴンズOB戦”、中日スポーツ創刊70周年記念「DRAGONS CLASSIC LEGEND GAME 2024」。

 柵越えも飛び出したバッティング練習から、試合の模様はもちろん、セレモニー終了に至るまでをアーカイブ配信している動画より、試合前のベンチでの様子や最も多く再生された名シーンについてお届けします。


▼試合前 強竜チームのベンチミーティング

谷沢健一監督:
「本当にみんな集まってくれてありがとう。中日スポーツ創刊70周年記念の試合だけど、中日ドラゴンズは創設88年だから、もしOB戦を次やろうと思ったら、2年後の90周年になるかな。OBがこういう機会に集まれるっていうのはいいね。非常に懐かしい顔もいるしね。

 今日は全員試合に出てもらうから。ファンの皆さんも期待してるし、それからもみんなの友人も来てると思うんだよな。だから自分のいいところを、ケガしない程度に発揮してもらいたい(笑)。

 特にこのOB戦は、例えば彦野だったら、昔ホームラン打ってファースト回った時、転んだことあったろ?今日ヒット打ったら転んでくれよ(笑)」

彦野利勝選手:
「はい、わかりました(笑)」

谷沢監督:
「ノリもそうだ。フルスイングを一発頼むな」

中村紀洋選手:
「はい!わかりました!」

谷沢監督:
「腰痛めない程度にな。みんなそれ待ってるから。武司もな!」

山崎武司選手:
「僕やることないです(笑)。がんばります!」

谷沢監督:
「みんな期待してるから、元気で楽しくやりましょう!頑張っていこう!」

▼試合前 昇竜チームベンチでの前田幸長投手、宣銅烈投手、山本昌投手のやり取り

前田投手:
「(2人にスマホ画面を見せて…)孫です(笑)」

宣投手:
「あ~、マゴ!」

昌投手:
「孫っ!?もうそんな大きいの!?」

▼試合前 強竜チームのベンチ前での円陣

山崎武司選手:
「きょうの日をみなさん楽しみに待ってたと思います。同窓会みたいにもなりますけど、折角やるなら勝ちましょう!ケガ人は3人まで!(一同爆笑)3人までOKです。肉離れ3人で終わってください。では声出していきます。元気一発!さぁ行こう!」

一同:「おう!」

▼プレイボール直前 小松辰雄投手と対戦する先頭バッター・荒木雅博選手

荒木選手:
「諸先輩方がいらっしゃいますから、緊張してます」

Q.投球練習ではキャッチボールもままならないような状況ですが、いかがですか?

荒木選手:
「(相手バッテリーを見ながら)これ…打っていいのかなって感じですよね(笑)」

Q.打てそうですか?

荒木選手:
「多分打てますよ(笑)。色々考えます。勢いをつけたいと思います!」

 この後、荒木選手は宣言通り、鋭い打球を三遊間に放ちますが、サードの宇野勝選手が華麗な横っ飛びでキャッチ!

 体勢を崩し、矢のような送球とまではいきませんでしたが、いきなり飛び出したビッグプレーに球場のファンからは大きな歓声と拍手が。ちなみに、この現役時代さながらの好捕は、配信動画の中でも最も多くの方にご覧いただいているシーンとなっています。

 今回のドラゴンズ史上初となるOB戦に参加したのは、年代別で80代3人、70代10人、60代14人、50代17人、40代9人、30代6人。上は89歳から下は33歳までという、そうそうたるメンバーでの開催に。

 白熱の展開となった試合を楽しみながら、ドラゴンズの歴史を改めて振り返ることもでき、ファンの皆さんにとっては貴重な機会となったようでした。

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