来季からアビスパ福岡のトップチームに昇格するサニブラウン・ハナン=福岡市東区で2024年8月26日午後2時52分、藤田健志撮影

 サッカーJ1のアビスパ福岡は26日、傘下のU18(18歳以下)チーム所属のFWサニブラウン・ハナン(18)が2025年シーズンからトップチームに昇格すると発表した。ハナンは、今夏のパリ・オリンピック陸上の男子短距離代表で、昨年の世界選手権男子100メートルで6位入賞を果たしたサニブラウン・ハキームの弟になる。

 ハナンは東京都出身で、現在は福岡・博多高の3年生。強みはジャンプ力やスピードで、記者会見では「(福岡の)ウェリントン選手のような体を張れる選手になってチームに貢献したい」と語った。兄からは「短いけど『頑張れ』と言われた。プロとして長いので(兄の言葉に)自覚を持ってやれよということを感じた」と話した。

来季からアビスパ福岡のトップチームに昇格するサニブラウン・ハナン=福岡市東区で2024年8月26日午後2時19分、藤田健志撮影

 柳田伸明強化部長は「スピード、パワー、高さは高校生のレベルを超えている。磨けば光るダイヤモンドの原石」と評した。【藤田健志】

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