U18(18歳以下)高校日本代表は25日、9月に開幕するアジア選手権に向けて、大阪市内のホテルで結団式を行った。間木歩主将(報徳学園)は、昨年の高校日本代表がワールドカップで優勝したことに触れ、「自分たちの代でも優勝して引き継ぎたい」と抱負を語った。
今回、メンバーの全18人が今夏の全国選手権に出場した選手となった。小倉全由監督は「甲子園(の出場選手)から選ばなきゃいけないということではなかった」とし、「しっかり守れる選手、しっかりと自分のスイングができる選手を選びました」と話した。対戦チームとしては台湾、韓国を警戒した。
小倉監督は日大三(西東京)の監督時代は強打のチームを作り、2度の全国制覇を達成した。ただ、「日大三高の小倉といえば『強打で打つしかない監督』と言われたこともあるが、アジアで勝つには(走者を)送るところで送り、足も絡めていきたい」と語った。
練習試合はサヨナラ勝ち
また、この日は近大と練習試合を行い、高校日本代表が3―2で勝った。
アジア選手権に向けて、7イニング制で木製バットを用いて行われた。高校日本代表の先発は今朝丸裕喜(報徳学園)。一回に味方の失策が絡んで2失点した。
直後の攻撃で2死から3番宇野真仁朗(早稲田実)が左前安打を放つと、花田悠月(智弁和歌山)、石塚裕惺(花咲徳栄)、徳丸快晴(大阪桐蔭)までの4連打で2点を返し、同点とした。
今朝丸は二回を無失点に抑え、以降は田崎颯士(りゅうと)(興南)、桜井椿稀(鶴岡東)、間木の継投で無失点に抑えた。七回は1死満塁から徳丸がサヨナラ適時打を放って試合を決めた。
桜井は試合途中で指名打者から投手に交代。人数が少ない中、役割が増えそうな桜井は「準備は変わらずしっかりやりたい」と意気込んだ。
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