オリンピック初出場で日本の男子としてスポーツクライミング初のメダルとなる銀メダルを獲得した安楽選手は、25日、小学生を対象に東京都内で行われたボルダーの体験会に参加しました。

会場には高さ4メートルの体験用の壁が設けられ、安楽選手は、どのルートで登ればいいかなど子どもたちにアドバイスし、いちばん上まで登り切ると拍手やグータッチなどをして喜びを分かち合っていました。

このあと、子どもたち1人ずつからサプライズとして、安楽選手の似顔絵などが描かれた手作りのメダルが手渡され「大会で緊張はしないのですか」と尋ねられると「緊張はもちろんするが、ふだんの練習を本気で頑張っているから、自信のほうが大きい」などと答えていました。

安楽選手は「これまで教えた経験はあまりなかったので、新鮮でおもしろかった。僕が勝ちたくて必死にやっている姿に憧れてくれるなら、とてもうれしい。オリンピックを経て精神力を培ったが、改善点も見つかったので、少しずつ直して、その成果を見せたい」と話していました。

安楽選手は9月6日から始まるリードのワールドカップに出場する予定だということです。

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