全国優勝を目指す強豪の野球部の選手たちは、夜10時半ごろまで自主練習を続け、連日、小牧監督が様子を見守ります。
帰宅はほぼ毎日夜遅く、指導の時間が増えればその分、自宅不在が多くなります。
監督の妻の弥生さんが1人で5人の子どもを育てることは容易ではありません。
1人目の子が生まれたあと、5年前には男の子2人と女の子2人の4つ子が誕生しました。
うれしい反面、弥生さんは子育てに追われる日々が続きます。
そこで妻の姉・藤本絵里さんが育児の手伝いをかって出ました。
看護師の藤本さんは、自分の息子を3人育てている母。
育児の大変さがわかるからこそ、高校野球で日本一を目指す監督と妹の負担を少しでも減らしてあげたいと支え続けています。
「頑張っている妹夫婦と京都国際の野球部の子たちを陰ながら応援したい」と4つ子が生まれた当時は2日に1回ほど、5歳になった今は月に2回から3回程度、大阪・高槻市から監督の子どもたちが住む京都市に出向いて5人の子どもの食事や風呂に入る手伝いをしています。
迎えた23日の関東第一高校との決勝。
藤本さんは看護師の夜勤明けからアルプス席に駆けつけました。
絵里さんや5人の子どもと声援を送り日本一の瞬間に立ち会うことができたのです。
実は4つ子の名前。
男の子が「大」倭くんと「大」将くん。
女の子が「夢」來ちゃんと「夢」実ちゃん。
夫婦2人で、女の子と男の子の最初の「大」と「夢」を合わせると『私たちの子どもたちってビッグドリームだね!』と話していたことが現実になりました。
このチームの監督を始めて16年。
5児の子を持つ監督がつかんだ『大きな夢』の陰にはファミリーの支えがありました。
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