【神村学園-関東一】決勝進出を決め、喜ぶ関東一の選手たち=阪神甲子園球場で2024年8月21日、中川祐一撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は最終日の23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で決勝があり、いずれも初めて決勝に進出した関東一(東東京)と京都国際が対戦する。春夏通じて初優勝を目指す関東一とはどんな学校なのか。

 関東一は、東京都江戸川区にある私立校。全校生徒は約2500人で、キャッチフレーズに「元気が、関イチ。本気が、関イチ。」を掲げる。「かるたの甲子園」と呼ばれる全国高校かるた選手権大会で優勝した「競技かるた部」や、世界大会で優勝したチアリーダー部などの部活動も盛んだ。主な卒業生には、元格闘家の須藤元気さんらがいる。

 野球部は、1927年に創部。夏の甲子園は85年の第67回大会に初出場した。前監督は、日大三(西東京)を2回の優勝に導いた小倉全由(まさよし)さん。初出場で8強入りを果たし、87年の第59回選抜大会ではPL学園(大阪)に敗れ、準優勝だった。

 2000年8月に米沢貴光監督が就任し、15年の第97回大会ではオコエ瑠偉(巨人)らを擁して4強入りを果たした。甲子園は春7回、夏9回出場。野球部OBには武田勝さん(元日本ハム)らがいる。【高橋広之】

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