21日に行われた夏の甲子園の準決勝で、京都国際が青森山田を破り、初の決勝進出を決めると、韓国の大手メディアは「快挙」「韓国語の校歌が5回も鳴り響いた」などと速報で伝えた。
聯合ニュースは甲子園について、「日本の高校野球選手たちが一度踏むのも難しい『夢の舞台』」と紹介。京都国際の生徒数が中学校を含めても約160人しかいないことに言及し、「小規模学校の奇跡」とも伝えた。
一方、韓国メディアの関心は京都国際の校歌の放送に集まっている。校歌「東の海を 渡りし 大和の地は」との歌詞が入っており、韓国政府は日本海の呼称を「東海」としているためだ。聯合ニュースは「韓国語の校歌がNHKを通じて日本全国に生中継された」と強調した。
京都国際は、1947年に創立した京都朝鮮中が前身。58年に京都韓国学園となった後、韓国政府から学校として認可された。2003年には日本政府からも「学校」としての認可を受け、翌年現在の校名に変更した。日本の学習指導要領に沿いながら、韓国語、日本語、英語の多言語教育を展開する。
国際学校としての特色を強めており、韓国メディアによると、生徒の約7割が日本人だという。【ソウル日下部元美】
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