第106回全国高校野球選手権大会は第13日の21日、阪神甲子園球場（兵庫県西宮市）で準決勝があり、青森山田は京都国際に2―3で敗れ、春夏通じて初の決勝進出はならなかった。青森山田・兜森崇朗監督の試合後の主なコメントは次の通り。
青森山田・兜森崇朗監督
（五回終了の）クーリングタイムの後の仕切り直しから（エースの）関（浩一郎）で行った。関は立ち上がりがうまくいかない中で、我慢のピッチングをしてくれたが、相手にリードされてチーム全体が浮足立ってしまった。
五回まではいい攻めができていた。（先発の中崎琉生投手を降板させて）第一関門をクリアし、（2番手の）西村（一毅）君を攻めていくところだったが、うまくかわされた。変化球にタイミングが合っていなかった。
＜九回無死一塁で強攻策を選んだが併殺＞
指示が不徹底になってしまった。積極的な打撃とは裏腹のダブルプレーのリスクをしっかり考えたい。（バントで走者を二塁に）送るのも一つですし、勝負強い打撃を磨いていかないといけない。
まっすぐを狙っていくところで変化球に手が出てしまった。あの状況でちょっと気負ってしまった分、ボール球に手を出してしまったのかなと思う。（バントすべきか）悩んだが、選手が意欲を持ってやれることを選択した。
自分は迷わなかったが、本人は迷ったのかな。あらかじめ無死一塁ができそうだったので「どうする？」と言ったら、「打ちます」と即答だった。打席に向かう足取りを見ていたら「バント（のサイン）を出してほしいのかな」という感じもあった。
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