アストロズに移籍後、ここまで3試合に登板して2勝の菊池投手は、本拠地のヒューストンで行われたレッドソックス戦に今シーズン7勝目を懸けて中5日で先発しました。

立ち上がり1番の左バッターに初球のアウトコースのストレートをレフトスタンドに運ばれ、いきなり先制点を許しました。

このあと連続ヒットを打たれて2アウト一塁二塁からサードのエラーで二塁ランナーがかえりこの回2点を失いました。

そのあとは立ち直り、ランナーを出しながらも変化球とストレートを使い分けたピッチングで要所を締め、5回まで得点を与えませんでした。

同点で迎えた6回は先頭バッターをエラーで出しましたが、このあと連続三振に抑え2アウト一塁となったところでマウンドを降りました。

レッドソックスは2人目の右ピッチャーに対し、吉田選手が代打で出場し、高めのストレートを捉えてレフトヘ3試合ぶりのホームランとなる勝ち越しの9号ツーランを打ちました。

菊池投手はこの試合、5回と3分2イニングを投げて打たれたヒットはホームランを含む6本で3失点、自責点は1で防御率は4.37になりました。

奪った三振は7つでフォアボールは1つでした。

アストロズが8回に同点に追いついたため菊池投手に勝ち負けはつきませんでした。

吉田選手は9回の第2打席はセカンドゴロに倒れ、この試合2打数1安打2打点で、打率は3割になりました。

試合は9回、アストロズがサヨナラホームランで5対4で勝ち、3連勝としました。

菊地「投げた4試合 役割果たせている感じがする」」

菊地投手は「要所を抑えられてよかったと思う。特に、初回に2点を取られてから0点でいけたのは非常に自信になった。優勝するために、このチームに選ばれて来たと思っているので、投げた4試合でチームが勝てているのは、役割を果たせている感じがする」と振り返りました。

ブルージェイズ時代に、同じ地区で対戦の多かったレッドソックスへの対策については、「ブルージェイズの時は『いかに自分のボールを投げるか』ということを考えていたが、アストロズでは『いかに相手バッターが嫌がる所に投げるか』を言われている。ヒットはしかたないが、試合を決めるのは長打なので、1番から9番までのデータを一人一人見て、なるべく長打を防ぐような配球をキャッチャーが考えてくれている」と球団による違いを明かしていました。

吉田「高めにストライクゾーン上げうまくたたけた」

試合後、吉田選手はホームランの打席について「代打で相手がサイドスローのピッチャーだったので、外に逃げる球を引っ掛けないようにという意識で、高めに少しストライクゾーンを上げていた。少しボール気味だったが、うまくたたけた」と振り返りました。

これで8月は、打率3割7分3厘、ホームラン4本、12打点と好調を続けていて、「技術的にもいいと思うし、ピッチャーに対応してタイミングが合って自分のスイングができれば、コースにしっかりといい打球が打てている」と手応えを口にしていました。

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