第106回全国高校野球選手権大会は第12日の19日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で準々決勝があり、大社(島根)は2-8で神村学園(鹿児島)に敗れ、杵築中だった1917年大会以来となる107年ぶりの準決勝進出はならなかった。
大社の石飛文太監督の試合後の主なコメントは次の通り。
大社・石飛文太監督
<先発がエースの馬庭優太投手でなかったのは>
うちは全員野球なので、(先発の)岸(恒介投手)、(2番手の)山本(佳汰投手)を自信をもって送り出しました。
(決めたのは)今日(19日)の朝です。岸と山本が試合を作ってくれ、(3番手の)馬庭に最後託しました。
<馬庭投手の投球を振り返って>
この(前の試合まで3完投で疲労がたまった)状態でこの球を投げられることは素晴らしいですね。
最後まで馬庭をマウンドで見ていたい本心と、これ以上投げさせたくないという、もう一つの本心の狭間で正直、揺れました。
3年生に聞いたら、最後まで(馬庭で)行ってくださいと言うので、皆の意思だと思い、最後に投げてもらいました。
<九回の攻撃について>
自分たちがやってきたこと、仲間を信じて、しっかりとぶれずにやっていこうと。
うちは本当に仲間を思って、一人一人つないでいく野球をしています。
最後も点数を取れませんでしたけれど、八回、九回、よくつないで、自分たちのやりたいことをぶれずにできたと思います。
<甲子園の戦いを振り返って>
後世に残るかどうかは分かりませんが、大社の歴史が動いた瞬間なのは確かです。
動かしてくれたのが、エースの馬庭であり、全員の力です。大社の野球に関して言えば、ここからがもう1回、次の100年に対してのスタートだと思っています。
<この後、選手たちへどのような言葉をかけたいか>
まだ考えてません。
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