神村学園・小田大介監督

 第106回全国高校野球選手権大会は第9日の15日、阪神甲子園球場で2回戦があり、昨夏4強の神村学園(鹿児島)が4―3で中京大中京(愛知)に競り勝ち、2年連続で3回戦に進んだ。

 神村学園・小田大介監督の試合後の主なコメントは次の通り。

「耐えて耐えて耐え抜いて勝つと」

 苦しい展開でよく逆転してくれた。中京大中京とは監督就任2年目以降、10年間練習試合をやっているが、なかなか越えられない壁で一度も勝てたことがなかった。選手たちに感謝の気持ちでいっぱい。甲子園という舞台で勝って泣かせてもらって幸せ者です。

 (目に光るものが)中京大中京は、甲子園で1番勝利を挙げているチーム。日本一という目標を達成するために学びを得たいと思って、毎年5月のゴールデンウィーク付近で(練習試合を)お願いしている。最後のアウト1つ取るまで苦しかった。

 (中京大中京の先発・中井遥次郎投手について)低めを徹底的に見極めようと思っていたが、思っていたよりも手元でぐっと曲がってくるボールを振らされてしまった。いい投手だった。

 (2点を先制されて)弱気になっていたので、クーリングタイムでは「3点までなら取られてもいい。2-0ならうちの計算通り」など前向きな言葉をかけ続けた。今日は耐えて耐えて耐え抜いて勝つと思っていたので。

 打線の対策としては、低めの球を振るくらいなら、割り切ってベルトラインの浮いた球を積極的に振るように伝えた。(六回以降は)指示通りよく打ってくれた。

 (先発の)今村(拓未)は真のエースとして3点以内に抑えてくれと任せたら、しっかりと抑えてくれた。ナイスピッチングでした。

 (4番の)正林(輝大)だけしっくりきていないようだが、外から見ている限り調子は悪くない。一打に期待したい。

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