大谷選手は去年9月に右ひじのじん帯を損傷し、自身2回目となる手術を受けていて、今シーズンは指名打者の出場と並行してピッチャーとしてのリハビリを進めています。

14日は相手の本拠地、ミルウォーキーでのブルワーズ戦を前に2日ぶりにキャッチボールを行い、はじめはボールを受ける球団スタッフを立たせた状態で最長でおよそ45メートルまで距離を伸ばし、55球を投げました。

その後、キャッチャー役が球団スタッフから本職のブルペンキャッチャーに交代し、大谷選手はマウンドからホームベースに相当するおよそ18メートルの距離でキャッチャーを座らせ、セットポジションからストレートとツーシームを合わせて12球投げました。

ことし3月にキャッチボールを再開して以降、大谷選手がキャッチャーを座らせて投球練習をしたのは初めてです。

トレーナーの計測では球速は最速でおよそ143キロに達していて、大谷選手は練習を終えると笑顔でブルペンキャッチャーとハグを交わしていました。

大谷選手は来シーズンの開幕からピッチャーとしての復帰を目指していて、ドジャースは東京ドームで開幕シリーズを行うことが決まっているため、日本での復帰登板も期待されています。

今後は、早ければ9月中にもブルペンでの投球練習を行う見通しで、リハビリの段階をまた一つ上げた形です。

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