パリ五輪では男子バレーボールが盛り上がりを見せたが、今秋、バレーボールの国内リーグの仕組みが変わる。これまでリーグはV1からV3に分かれていたが、2024年10月からは1部がSVリーグ、2部がVリーグに変わる。秋田県横手市を拠点とする男子バレーボールクラブは、Vリーグ参入を目指して動き出している。

横手市を拠点に活動する「スカイロケッツアキタ」には、市内の雄物川高校OBを中心に20~39才まで14人の選手がそろう。

Vリーグは、チームの本拠地によって東西に分けられることになっていて、スカイロケッツは2年後の2026年にVリーグ東地区参入を目指している。参入が決まれば、男子では東北で初めてのVリーグチームが誕生する。

 スカイロケッツアキタ・間杉将彦監督:
「秋田県内のバレーボール人口が減ってきていて、チーム数も少なくなっている現状がある。自分たちが先頭に立ってバレーボールを盛り上げられればと思い、チームを作りたいと思った」

Vリーグ参入にはライセンスが必要で、2000人以上が収容できるホームアリーナの整備や安定した財務状況などが条件となっている。今は秋田県内の企業を中心にスポンサーを募っているほか、2026年3月完成予定の新横手体育館をホームアリーナとしたい考えだ。

チームはいま、国民スポーツ大会への出場権をかけた東北予選に向けて調整を進めている。横手市出身で、雄物川高校時代に春高バレー全国大会でベスト4の成績を収めた石塚蓮選手は、県外の大学に通いながらふるさと選手として秋田県チームに加わる。

 ふるさと選手として加入・石塚蓮選手:
「チームの立ち上げは、自分としてはとてもうれしいことだと思っているし、このようなチームができることは地域の発展にもつながることだと思う。自分も地域の発展に貢献できればいい」

 スカイロケッツアキタ・間杉将彦監督:
「地元の皆さんに応援してもらわなければ意味がない。いろいろなところで『バレーといえばスカイロケッツ』と思ってもらえるように、これから活動をしっかりしていきたい」

スカイロケッツは9月21日、Vリーグに新たに参入する栃木のチームとエキシビションマッチを行う。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。