パリオリンピックで正式種目になったブレイキン。日本人選手が金メダルを獲得し、注目の競技となっています。このブレイキンを盛り上げようと、鳥取県湯梨浜町を拠点に活動する男性がいます。その思いを取材しました。

パリオリンピックでも注目を浴びたブレイキン。ここ鳥取でもブレイキンの熱が上がりつつあります!

U-ZROKさん:Qブレイキンの魅力とは?
自分らしさを踊りで表現できることです。

キレキレのブレイクダンスを披露したのはU-ZROK(ユージロック)さん。
湯梨浜町出身で大学卒業後、地元にUターン、鳥取のダンスシーンを熱く盛り上げようと2013年から活動をスタート。県内外の大会でトップクラスの成績を挙げてきました。現在は、チーム鳥取ブレイクダンス部の部長としても活動。また2015年からは倉吉市を中心にダンス教室を開き、子どもから大人まで幅広い世代にレッスンを行っています。

教室に通う子ども:
「楽しかった。回ったり色んな技をするのが楽しい」
「はじめはグライドとかチェアーができなかったけど、練習してウィンドミルとか3周とか4周とかいっぱい回るのが楽しいです」

U-ZROKさん:
レペゼン(代表)という言葉があるんですけど、地元に根差して地元で育ってきた自分だからこそ出せる踊りだったり、キャラクターだったりというのが大事な部分があるので、そういった気持ちを生徒だったり、これからブレイクダンスに関わる人たちには伝えていきたい。

岡本楓賀アナウンサー:
実は私、ブレイキンを大学でちょっとかじってまして、今回恐縮ながらダンスバトルに挑戦させてもらおうと思います。

ブレイキン歴2年というTSKの新人・岡本アナウンサー。無謀ともいえる?ダンスバトルに挑みます。審査はダンス教室の3人の子どもたちにお願いしました。

岡本アナウンサー:
では子供たちに、バトルのジャッジをお願いしたいと思います。バトル勝ったのはどっちでしょう?

すると…3人中2人が岡本アナウサーの勝利と判定。子どもたちの忖度なのか?その理由を聞くと…。

ジャッジ役の子ども:
「リズム、リズム!」
「ちょっと(しかできないって)言ってたけど、いっぱいできていた」

岡本アナウサー:
まさかの勝利でコメントが難しいですが、ありがとう。

U-ZROKさん:
初めて踊ったのを見たんですけど全然踊れてびっくりしちゃいました。すごかった…練習頑張りまーす。

バトルの勝敗はともかく、誰もが笑顔になれる。ブレイキンでU-ZROKさんが大切にするのはこの気持ちだといいます。

U-ZROKさん:
それもいいね、あれもいいいね、このポジティブマインドが積み重なっていくのがブレイクダンスの中で僕が好きな部分なので、ダンスを始める人たちにはポジティブマインドで世界を変えていけるんだぞというところを伝えていきたい。今回のパリオリンピックのように、鳥取県から世界で戦えるBボーイ、Bガールが誕生できたらいいなと思う。

オリンピックをきっかけに、鳥取でもさらに盛り上がりを見せるブレイキン。U-ZROKさんはこれからも、ダンスを通じて「ポジティブマインド」を伝えていきます。

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