13日、マニラの空港に到着したパリ五輪、体操の金メダリスト、カルロスエドリエル・ユーロ選手(共同)
【マニラ共同】パリ五輪の体操2種目で金メダル2個を獲得したカルロスエドリエル・ユーロ選手(24)らフィリピン代表団が13日に帰国した。日本で指導を受けたユーロ選手の金メダルは全競技を通じてフィリピン男子で初めて。ボクシング選手2人も銅メダルを持ち帰り、国中から喝采が上がっている。 ユーロ選手は報道陣に「とてもうれしい。私たちの勝利は皆の勝利だ」と強調。2028年の五輪に向け、練習に一層励むと語った。 フィリピンのマルコス大統領は同日、マラカニアン宮殿(大統領府)にユーロ選手らを招いて表彰し「競技観戦のため私は2週間寝不足だったが、そのかいがあった」と功績をたたえた。 前回の東京五輪でフィリピン初の金メダリストに輝いた重量挙げ女子55キロ級のヒディリン・ディアス選手に続く快挙。 フィリピン・スター紙によると、ユーロ選手には政府機関と議会から計2600万ペソ(約6700万円)、企業からも3500万ペソ相当の住宅、生涯にわたる航空券や飲食物が提供される。マルコス氏は、大統領府から報奨金2千万ペソの上乗せ授与も発表した。
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