8月下旬に始まるパリパラリンピック。ローイング日本代表として出場する米子市の森卓也選手が、地元で国内最後の強化合宿に臨んでいます。

米子市の錦海ボートコースで11日からパリパラリンピックに向けた強化合宿をしているのは、ローイング競技に出場する米子市の森卓也選手です。
この日は約9キロを1時間掛けて漕ぎ、途中、緩急を付けるなどして仕上がり具合を確かめました。

武田大作特別コーチ:
「漕がないのがポイント。漕がないで押すイメージが大事」

その後、映像を観ながら改善点をチェックします。
強化合宿には、1996年のアトランタから5大会連続でオリンピックに出場した、武田大作さんが特別コーチとして参加し、森選手にアドバイスを送ります。

武田大作特別コーチ:
「緊張し過ぎると過度な硬さが出る。筋肉はしなやかさが必要なので、しなやかな動きをすれば勝機が見えてくる。楽しむことが秘策です」

レースで緊張しがちな森選手に対して、8割の力で臨むよう助言しました。

森卓也選手:
「僕の場合、6割くらいの力でいかないといけないな。皆さんが思っているより、ひとつでも上の順位を狙います」

森選手は、8月20日にパリに向けて出発。出場する運動機能障害の男子シングルスカルは、日本時間の8月30日午後に予選レースを迎えます。

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