渡辺守成氏は福岡県出身の65歳。2013年に国際体操連盟の理事になったあと2017年には会長に就任し、日本人として22年ぶりに国際競技団体のトップにつきました。2018年からはIOC委員を務めています。
IOC委員としては、新型コロナウイルスの影響で1年延期され無観客での開催となった前回の東京オリンピックについて大会組織委員会との橋渡し役を担ったほか、国際競技団体が組織運営に問題を抱えていたボクシングの運営を行う特別チームの座長を務めるなどしました。
関係者によりますと、渡辺氏はバッハ会長の任期満了に伴って来年3月に行われるIOCの会長選挙に立候補の意思を示し、ことし9月中旬の立候補締め切りに向け調整を進めているということです。
渡辺氏はNHKの取材に「JOC=日本オリンピック委員会などと相談したうえで方針を検討したい」と話しました。
JOCの専務理事でパリオリンピック日本選手団の尾縣貢団長は「JOCとしてもそういったポジションを目指されるということはいいことだと思う。今までも協力をしているし、これからも協力をしていきたい」と述べました。
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