35歳のリネール選手は5大会連続出場となった今回のパリオリンピックで、柔道の個人では野村忠宏さんに並んで最多となる3個目の金メダルを獲得したほか、混合団体でもチームの中心として2連覇に貢献しました。

リネール選手は10日、NHKの単独インタビューに応じました。

「何年も準備してきて自国で優勝できたのは特別な気持ちだ。家族や友人、ファンの前で勝てたというのは5回目のオリンピックだが、特別なことだ」

混合団体では同じ階級の斉藤立選手と2回対戦し、いずれも延長戦にもつれながらも勝ちました。

「斉藤選手は若いし、毎日進化を遂げていると思う。私は彼を倒すために力を尽くした。自国開催だったから絶対負けるわけにいかなかった。今回は私が勝ったが、次は彼かもしれない」

試合後にはみずからのSNSで斉藤選手にあてて「あなたがさらに強くなって帰ってくると確信しています」などとメッセージを発信していて「斉藤選手が好きだし、たとえライバル関係であったとしても、同じ柔道をやっている家族の一員だから」とその思いを明かしました。

そして4年後のロサンゼルスオリンピックを目指すかと聞くと…

「もちろんだ。モチベーションを持っているし、ロサンゼルスまでいきたい」

6大会目となるオリンピックへの意欲を示しました。

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