第106回全国高校野球選手権大会は第4日の10日、阪神甲子園球場で1回戦があり、夏の甲子園初出場の聖カタリナ学園（愛媛）は岡山学芸館に0―1で敗れ、春夏通じての甲子園初勝利はならなかった。
聖カタリナ学園の浮田宏行監督の試合後の主な談話は以下の通り。
「別人のようで頼もしい投手だなと」
聖カタリナ学園・浮田宏行監督 1点差で何とか最後に逆転したいという雰囲気はあったが、やはり八回の二つのバントのミスが響いた。（先発の）有馬は最高のピッチングをしてくれた。夏の愛媛大会前に比べたら、本当に別人のようで頼もしい投手だなとつくづく思った。
（打線は相手の沖田投手を捉えられず）沖田くんのスライダーはかなり切れていると情報が回ってきた。最初は反対方向に低い打球を打っていこうとしたが、それが振りに行く時に、スライダーがちょうど曲がっているところだった。
途中で打席の位置を前にして、ポイントを前にしようと指示を変えたが、最終的には最後まで捉えることができなかった。そういう戦略は練ってきたが、想像以上のものがあった。
バントの練習もしてきたが、やはり成果は出なかったし、（相手の）バッテリーの攻め方も真ん中高めでフライを上げさせるという術中にこちらが対応できなかった。
今まで愛媛大会でバントで勝ってきたというのがある。成功してきたバントができなかったというのはすごく大きな誤算だった。甲子園でミスをしたら負けるというところを教訓にしていきたい。
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