スケートボードは東京大会と同じ4種目が行われ、男子ストリートで堀米雄斗選手が2大会連続の金メダル、女子ストリートでは吉沢恋選手が金メダル、赤間凛音選手が銀メダル、女子パークでは開心那選手が2大会連続の銀メダルを獲得しました。

日本は東京大会でも金メダル3個を含む5個のメダルを獲得していて、国・地域別のメダル数は2大会連続でトップとなりました。

中でも日本の強さが際立っているのがストリート種目で、大会前の世界ランキングでは男女とも上位5人のうちの4人を日本選手が占めました。

このうち女子ストリートでは東京大会で金メダルを獲得した西矢椛選手が、国内のハイレベルな代表選考の末、パリ大会の出場を逃しました。

西矢選手に代わって金メダルに輝いた14歳の吉沢選手は西矢選手が東京大会で披露した得意技をすでに小学生のときに習得していたことが知られるなど、国内の選手層の厚さがオリンピックでの日本選手の活躍につながりました。

国内のスケートパーク 東京大会時の2倍近くに

こうした状況と並行して国内の練習環境の整備も進められています。

スケートボード場の普及を目指す「日本スケートパーク協会」の調査によりますと、全国に設けられている公共のスケートパークの数はことし5月の時点で475か所あり、東京大会が開かれた3年前の243か所と比べて2倍近くに増えているということです。

「自分をここに立たせてくれたのはこれまで追いかけてきた先輩たちのおかげだと思うので、そこに感謝しながら、今後は抜かされないようにレベルアップしていきたい」(吉沢選手 金メダル獲得後に)

今後も若い選手たちが充実した環境のもとで次々と台頭し、国内の競技レベルをさらに引き上げていくことで、スケートボードが日本の新たな「お家芸」となっていくことが期待されます。

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