29歳のヒルツ選手は、出まれた時に割り当てられた性別は女性でしたが、26歳の時には自認する性が男性と女性の枠にとらわれない「ノンバイナリー」だと公表しました。

オリンピックにはパリ大会が初めての出場で女子1500メートルの予選では2組で4分0秒42をマークして3着に入り、準決勝進出を決めました。

予選を終えたあとヒルツ選手は、「ノンバイナリーであることを告白してからここに至るまで長い道のりだったが、自分で決めた生き方に世界が追いついてくれた。この舞台に立てたことを誇りに思う」と喜びを語りました。

その上で、選手へのひぼう中傷が続いていることについて「私もこれまでずっとひぼう中傷を受けてきた。世の中には多くの無知とひどい出来事が多く存在するが、私は自分自身とともに陸上界が進歩してくれたことを見てきたので、他のスポーツでも可能だと信じている。憎しみを表現する前に学んでほしい」と自身の見解を話しました。

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