悲願の金メダルを目指しポーランドとの1回戦を迎えた卓球女子団体。
チームを勢いづけるためにも勝ち星を挙げたいダブルスは、早田ひな選手と平野美宇選手の“ひなみう”ペアで臨みました。

けがに苦しみながらもシングルスで銅メダルを獲得した早田選手の左腕には、この日もテーピングが。

試合は早田選手の負担を抑えようとフォアを中心に組み立てていきます。

しかし、第3ゲームになると、相手ペアは早田選手のけがの影響が大きいバックハンドに狙いを定めます。

しかし、そこは日本のエース。
平野選手との息の合ったプレーで、この試合を取りました。

続いて第2試合に登場したのは、オリンピックデビューとなる張本美和選手。
今大会、卓球競技の中では最年少の16歳です。

試合前には大好きなダンスをしながら集中するルーティンを見せていました。

観客席から両親が見守る中、先輩2人から送り出された張本選手。

念すべき初得点は、厳しいコースを狙った得意のバックハンド。

その後も初出場の緊張を感じさせないプレーで得点を重ねていきます。

頼れる先輩のプレーに、ベンチから早田選手も左腕をかばうようにしながら拍手を送ります。

声援を受けた張本選手は、相手を寄せ付けないストレート勝利で、見事なデビュー戦となりました。

張本美和選手:
まずは初戦勝利することができて、とてもうれしいです。

第3試合は平野選手が安定のプレーで勝利。
日本がストレートで準々決勝に進出しました。

鮮烈デビューを飾った張本美和選手は、「試合前はやっぱりすごく緊張していて、でも試合に入った時には、あまり緊張せず、自分がどうしたいか、どうするべきか、しっかり考えながら試合をすることができた」と話しました。

悲願の金メダルへ、新星がチームを引っ張ります。

そして張本選手には、卓球王国・中国のメディアも「世界ランキング7位と高く、その強さは平野美宇に引けを取らない」と警戒を強めています。

準決勝進出をかけ、開催国・フランスを破ったタイと日本時間7日午前3時から戦います。

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