卓球男子団体の1回戦で、日本はオーストラリアに1ゲームも落とさず3対0で快勝し、準々決勝に進みました。

パリオリンピックは大会11日目の5日、卓球男子団体の1回戦が行われ、世界ランキング4位の日本は15位のオーストラリアと対戦しました。

卓球の団体戦は、ダブルス1試合、シングルス4試合が行われ、先に3勝したチームが勝利となります。

第1試合のダブルスには戸上隼輔選手と篠塚大登選手のペアが出場し、2人がともに鋭いバックハンドなどでポイントを重ねてゲームカウント3対0で勝ちました。

第2試合のシングルスでは世界ランキング9位のエース、張本智和選手が世界278位の選手と対戦し、力強いショットで圧倒して第1ゲームと第2ゲームをともに11対4の大差で奪いました。第3ゲームはデュースにもつれる接戦となりましたが、11対12から強烈なバックハンドなどで3連続ポイントを奪って逆転し、14対12で取ってゲームカウント3対0で勝利しました。

第3試合のシングルスでは世界39位の篠塚選手が世界44位の選手と対戦し、ラリーでポイントを奪うなどしてゲームカウント3対0で勝ちました。

日本は1ゲームも落とさず、3試合すべてでストレート勝ちする快勝で、オーストラリアに3対0で勝って、準々決勝に進みました。準々決勝は6日に行われ、台湾と対戦します。

張本智和「メダルを持ち帰ってみんなで喜びたい」

第2試合のシングルスでストレート勝ちした張本智和選手は「3ゲーム目はもたついたので、修正していきたい。男子団体で3大会連続となるメダル獲得に向けて1戦1戦、準備していきたい」と話していました。

また、日本チームについて「すごく若くてみんな仲がいいので、一致団結できている。目標をかなえることができると思うので、あすからも頑張りたい」と話していました。

そして「日本男子としてこの大会でまだメダルを獲得できていないので、日本にメダルを持ち帰ってみんなで一緒に喜びたい」と意気込みを話していました。

戸上隼輔「悔しさぶつけたいと思って臨んだ」

第1試合のダブルスに出場した戸上隼輔選手は「個人戦のシングルスで負けた悔しさを団体戦でぶつけたいと思って臨んだ。いい試合の入り方で3対0で勝つことができて非常によかった」と話していました。

篠塚大登「いいスタートが切れた」

第1試合のダブルスと第3試合のシングルスに出場し、ともにストレート勝ちした篠塚大登選手は「初戦だったが、いいプレーができてよかった。自分たちの目標に向かっていいスタートが切れたので、これからも頑張っていきたい」と話していました。

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