スポーツクライミングはパリ郊外のセーヌサンドニ県に作られた「ルブルジェ・スポーツクライミング会場」で5日から始まり、初日は男子ボルダー&リードの準決勝のうち、前半のボルダーラウンドが行われました。

ボルダー&リードは「課題」と呼ばれるコースを登った数を競うボルダーラウンドと、1回の挑戦で登った高さを競うリードラウンドの合計点で争われ、男子は20人が出場して、上位8人が決勝に進みます。

このうち昨シーズンのワールドカップの2種目で年間総合優勝を果たした17歳の安楽選手は最初の課題を完登したあと、2つ目の課題は1回目の挑戦で、出場した選手の中でただ1人完登し、69ポイントでトップに立ちました。

また、前回の東京大会に続いて2大会連続の出場となった楢崎選手は3つ目の課題まで完登することができませんでしたが、最後の4つ目で登り切り、54.4ポイントで2位につけました。

準決勝、後半のリードラウンドは7日に行われます。

安楽「少ないトライで完登できてとてもうれしい」

出場した20人の選手中でただ1人、2つの課題を完登してトップに立った安楽選手は「2つの課題を少ないトライで完登できて、とてもうれしい。会場の広さもワールドカップなどとあまり変わらず、緊張はしなかった。後半のリードは1回勝負だが、集中して登れそうです」と意気込んでいました。

楢崎「最後に完登できてよかった」

4つ目の課題を完登して2位につけた楢崎選手は「できれば3つの課題を完登したかったが、最後に完登できてぎりぎりつながり、よかった」と振り返りました。

また、2日後に行われる後半のリードについては「リードで得点を伸ばさないと厳しいので、しっかり疲れをとってまた頑張りたい」と話していました。

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