柔道最終種目の混合団体を終え、合計8個のメダルを獲得した日本チーム。
翌日の会見では、多くの笑顔が見られました。

女子48kg級で金メダルを獲得した角田夏実選手(31)は「自分一人では絶対に勝ちきれなくて、たくさんの人に支えられてここまでやってこれたと思っております」と話しました。

男子66kg級で連覇を果たした阿部一二三選手(26)は、「またさらに強くなった姿をロスのオリンピックで4年後また見せたいと思うので、これからもたくさんの応援よろしくお願いします。ありがとうございました」と次への意気込みと感謝を語りました。

そして、混合団体最後の代表選で敗れた斉藤立選手(22)は、相手のテディ・リネール選手と試合後に交わした知られざるやり取りを明かし、笑いを誘いました。

柔道男子100キロ超級・斉藤立選手:
(リネール選手に)「リスペクト」と言われて、「いやノーノーノー」と言って「全然(尊敬に)値する選手じゃないよ」と言って、そういう意味で「ノー」と言ったんですけど、向こうはどういう気持ちで受け取ったかわからないけど、自分が逆に「リスペクト、リスペクト」と言って、「センキュー、センキュー」と言われて、自分英語しゃべれないので、そんな言葉だけでした。

この正直な告白に、隣にいたウルフ・アロン選手(28)は大笑い。
その様子からは、チーム内のいいムードが感じられました。

強敵たちと戦い抜いた重量級の選手たちは、宮司愛海キャスターの前でも率直な思いを口にしました。

柔道女子78キロ級・高山莉加選手(29):
やっぱり一歩届かなくて本当に悔しくて、でも自分の力は出し切ったので悔しい思いはしたんですけど、悔いの残る大会ではないなと思いました。

高山選手がすがすがしく語る中、気になったのは、斉藤選手の汗を拭く姿。
宮司キャスターが心配すると、「いつも通りなので…。代謝良くてごめんなさい」と笑いを誘いました。

そんな斉藤選手が「日本代表として、自分がトップのチームに入ったときに…」と話している最中、素根輝選手(24)が「長いよ!早く言ってもらっていいですか」とツッコミを入れ、明るい雰囲気になる場面もありました。

1つになって結果を残した柔道の日本チーム。
4年後のロサンゼルスオリンピックに向け、再び技を磨きます。

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