男子種目別跳馬で優勝し、ガッツポーズするフィリピンのユーロ。床運動との2冠を達成した=パリ(共同)

 4日の体操男子跳馬で頂点に立ったユーロは「メダルは期待していなかった。これはボーナスだ」と歓喜した。1本目に跳んだ最高難度の「リ・セグァン2」は空中姿勢も美しく、圧巻の15・433点。昨春まで7年間日本で磨き上げた力を発揮し、2本の平均点でただ一人15点を超えた。  床運動で全競技を通じてフィリピン男子初の金メダルに輝いた前夜は「興奮して寝られなかった」と言う。2冠は男女通じて同国初。身長約150センチの小柄な選手が大仕事を成し遂げ「体操だけでなく、他のスポーツへ支援が広がってほしい」と願った。(共同)


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