この種目は男女2人ずつあわせて4人が4つの泳法で100メートルずつを泳ぐもので前回の東京大会から採用されました。

東京大会では予選敗退でしたが、今大会は予選を全体の8位で通過し、日本時間の4日、決勝のレースに臨みました。

ほかのチームが予選から大きくメンバーを変える中、日本は予選と同じく背泳ぎの第1泳者が松山陸選手、平泳ぎの第2泳者が谷口卓選手、バタフライの第3泳者が平井瑞希選手、自由形の第4泳者が池江璃花子選手で臨みました。

前半の背泳ぎと平泳ぎを男子の選手で臨んだ日本は松山選手と谷口選手が予選より遅いタイムながらもリードするアメリカや中国に対して粘り強い泳ぎを見せ、4番手で後半につなぎました。

しかし続くバタフライで8番手となり、最後の池江選手も順位を上げることができず、3分45秒17のタイムで8位でした。

金メダルはアメリカで、3分37秒43のタイムで世界新記録をマークしました。
銀メダルは中国、銅メダルはオーストラリアでした。

松山「4年後しっかり戦えるように力をつけないと」

第1泳者の松山選手は「予選と違う雰囲気があって思うようなタイムは出せなかったので、4年後しっかり戦えるように力をつけないといけない」と話していました。

谷口「コーチと反省会をしたい」

第2泳者の谷口選手は「オリンピックのためにずっとトレーニングしてきたが、自分でもびっくりするぐらい遅くて言葉にできない。すぐに4年後とは言えないがリセットしてコーチと反省会をしたい」と話していました。

平井「もう1度挑戦できれば」

第3泳者の平井選手は「この4人で入場から最後まで一緒にできることがとても楽しかった。自己ベストより遅いし、自分の結果としては悔しいが、次に向けてもう1度挑戦できればと思う」と話していました。

池江「誇りを持つべき結果」

第4泳者の池江選手は「ほかのチームが予選とメンバーを変える中、同じメンバーなので個々が自分の泳ぎをできるかがポイントだった。みんなしんどかったと思うが最後まで戦い抜けた。東京オリンピックより順位を上げることができたので4人が誇りを持つべき結果だと思う」と話していました。

その上で競泳陣の今大会最後のレースとなる女子400メートルメドレーリレーの決勝に向けて「集大成なので全力で楽しみたい。最後に4人で力を合わせて戦い抜きたい」と意気込みを語りました。

アメリカのレデッキー 通算9つ目の金 女子最多記録並ぶ

このほか、女子200メートル個人メドレー決勝では、カナダの17歳、サマー・マッキントッシュ選手が2分6秒56のオリンピック記録で今大会3つ目の金メダルを獲得しました。

また女子800メートル自由形決勝では、アメリカのケイティ・レデッキー選手が8分11秒04でこの種目を4連覇し、今大会2つ目、通算で9つ目の金メダルを獲得しました。

レデッキー選手はすべての競技を通じて女子選手の金メダルの最多記録に並びました。

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