第28回全国高校女子野球選手権大会は3日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝戦があり、神戸弘陵(兵庫)が花巻東(岩手)を3―0で降し、2年連続4度目の優勝を果たした。
花巻東の「2番・左翼」で先発出場した佐々木秋羽(しゅう)選手(3年)は、高校野球の通算最多とされる140本塁打を放った佐々木麟太郎選手(米スタンフォード大)の妹。この日は麟太郎選手も、スタンドから妹の活躍を見守った。
秋羽選手は第1、第3打席は空振り三振。第2打席はバントヒットを狙うも出塁はならなかったが、聖地のグラウンドを全速力で駆けた。
麟太郎選手は今夏、もともと一時帰国する予定だったというが、妹の甲子園出場を聞きつけ、予定を少し早めて帰国したという。
報道陣の取材に「(秋羽選手は)重圧がある中でよくやっていると思う。甲子園に出ることではなく、甲子園で勝つことがゴールだと本人には伝えた」とエールを送っていた。【吉川雄飛】
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