優勝争いを支える剛腕左腕テイラー・ハーン 

カープの強力な中継ぎ陣の一角を担っているのが新外国人のテイラー・ハーン投手です。198センチメートルの長身から繰り出す平均150キロを超えるストレート武器にここまで15試合に登板し、防御率は0.00と堂々たる成績を残しています。(8月1日時点) そんなハーン投手を全力応援スポーツLOVERSの佐竹佑一さんが直撃しました。

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― 日本の野球にはもう慣れました?
【ハーン投手】
「来日した当初は開幕から2軍で登板していたので、1軍に上がってからも日本の野球に適応するのに、そこまで難しさは感じませんでした」

― この日本の暑さはどう?

【ハーン投手】
「非常に湿気が多いようには感じますが、テキサスに住んでいたので、この暑さには慣れています」

― 日本のバッターはどういう印象?

【ハーン投手】
「パワーバッターもいますが、パワーバッターよりも打席の中で、ピッチャーに10球以上投げさせる打者が多いのかなという印象は感じています」

日本野球適応へ 九里投手からスプリット学ぶ

メジャー時代からモットーとしていたのは1人のバッターに対し3球以内で打ち取ること。しかし、主な中継ぎ陣の1人当たりの平均球数を見るとハーン投手は少し多くなっているため、それに対応すべくあるチームメイトから握りを教わったようです。

― 練習中に九里投手と握りについて話している場面も見たんですが

【ハーン投手】
「日本で投げた時に特にスプリットが効果的だと感じて、その中で九里投手が投げるスプリットチェンジが非常に良かったので、アドバイスをもらえばより役立つだろうと思って握りを見てもらいました。教えてもらった次の日に投げてみたら以前までと違う動きをしていたので良くなったと思います」

効果的と感じたスプリットを極めることでさらなるレベルアップへ。
バッターのタイプや効果的な球種以外にも違いを実感していることがあるようです。

【ハーン投手】
「1番驚いたのはファンについてです。イニング間でも毎イニング音楽が流れてファンの熱量はアメリカよりもすごいと思います。ただ自分がマウンドに立つと声援が聞こえないくらい集中しています」

マウンドに上がり5球ほど投げると大きな声援は一切聞こえなくなるほどの集中力。
そんなハーン投手は来日してまだ半年ほど。日本の生活はどう感じているのでしょうか?

ここからは日本での生活について深堀していきます!

チームメイトにわざとぶつかって「ゴメンゴメン」

― 覚えた日本語とかありますか?

【ハーン投手】
「ダイジョウブデス、イイネ、ゴメンゴメンというフレーズが好きです。選手とすれ違うときに、たまにわざと大きな体でぶつかってゴメンと言うとみんなが笑ってくれるんですよ」

― ナイスコミュニケーション。

お気に入りの言葉は「ゴメン」。
実はインタビュー開始直後にはこんな場面が。

【ハーン投手】
「…ゴメンゴメンゴメン」

通訳さんがマイクを持ち忘れていることをなんとハーン投手が指摘。

― ハーン投手が言ってくれるんですね(笑)

お気に入りの言葉で場を盛り上げてくれました。

葉巻きバーでハッチ投手とゆっくりしたい

また入団会見のときに「お寿司と日本酒が好きだ」と話したハーン投手。
そのことについて聞いてみると。

【ハーン投手】
「お寿司と日本酒は非常に好きですし、この後お寿司を買いに行こうと思っています」

― ちなみに好きなネタは?

【ハーン投手】
「うなぎロールにサーモン、あとは和牛のお寿司」

― 和牛!?ローリング寿司?

【ハーン投手】
「イイネ!!」

日本食にもすっかり慣れ親しんだ様子。
そんなハーン投手は同じタイミングで入団したハッチ投手とかなり仲が良いそうで休みの日は一緒に過ごすことも。

【ハッチ投手】
「今は1軍と2軍で会える機会が少ないですが、キャンプの時は多くの時間を一緒に過ごしたし、ハーンとハーンの奥さんと僕の家族でご飯に行ったりしました。お互いにアメリカで住んでいる場所も1時間くらいの距離なので、オフシーズンにはテキサスでも一緒にご飯に行けたらと思っています」

【ハーン投手】
「休みの期間は時間が合えば一緒に外食しようかなと思っています。あとは葉巻バーに行ってゆっくりしようかなと」

― かっこいい!ハリウッド映画に出てきそうですね

【ハーン投手】
「NO NO NO NO NO HOLLYWOOD MOVIE」

シーズンは早くも後半戦に突入。
力強い投球で頼りになる助っ人は、高い目標を持ってここからのシーズンに挑みます。

【ハーン投手】
「前半の投球を後半も続けて勝利に貢献できる投球で日本シリーズへ行って、日本一を広島に持って帰られるように頑張りたいと思います。後ハーンがんばるけ!」

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