世界ランキング7位の日本は、予選リーググループCの初戦で世界1位のスペインに敗れ、第2戦は世界9位のブラジルに終盤に逆転勝ちし、31日、準々決勝進出をかけて第3戦で世界36位のナイジェリアと対戦しました。
日本はブラジル戦から先発メンバーを4人入れ替え、北川ひかる選手や植木理子選手などが今大会初めて先発に名を連ねました。
試合は日本が前半から主導権を握り、22分、長谷川唯選手のスルーパスに反応した植木選手のゴール前に折り返し、走り込んだ浜野まいか選手が落ち着いて流し込んで先制ゴールを決めました。
さらに32分、植木選手のシュートがクロスバーに当たって跳ね返ったところにフォワードの田中美南選手が反応し、自身今大会初ゴールで2点目を奪いました。
その後、ナイジェリアに1点をかえされましたが、前半のアディショナルタイムにゴール正面でフリーキックを獲得すると、けがのため第1戦と第2戦を欠場し、今大会初出場となった北川選手がフリーキックを直接決めて、再び流れを引き寄せました。
後半は身体能力が高い相手にゴール前に攻め込まれてシュートを打たれる場面もありましたが、守備の集中力を切らさずしのいで、3対1で快勝しました。
日本は予選リーグを2勝1敗、勝ち点6とし、グループ2位で東京大会に続き2大会連続で準々決勝進出を決めました。
初ゴールを決めた田中美南「シンプルにうれしかった」
今大会3試合目で待望の初ゴールを決めたフォワードの田中美南選手は「シンプルにうれしかった。全員で取った得点だと思うので、みんなで喜ぶことができてよかった」と振り返りました。
その上で今後の戦いに向けて「1本1本の勝負になってくると思うので、ゴールにこだわり続けてチームのために走りたい」と活躍を誓っていました。
池田監督「みんなの力で突破できてうれしい」
池田太監督は「全員の力で勝ち上がっていくのがわれわれの持ち味なので、しっかり仕事をしてくれた。本当にタフなグループだと思っていたので、みんなの力で突破できてうれしい」と予選リーグの3試合の戦いを振り返りました。
そして、中2日で行われる準々決勝に向けては「移動のあとのゲームになるので、コンディションを整えることを第一に考えたい。そして、相手を分析をした上でどうやって戦っていくかチームとして考えていきたい」と話していました。
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