ドジャースは、タイガースとのトレードで先発のジャック・フラアティ投手、ブルージェイズとのトレードでケビン・キアマイアー選手をそれぞれ獲得したと発表しました。
フラアティ投手は28歳の右ピッチャーで、ここまで7勝5敗で防御率は2.95、106イニングと3分の2を投げて133奪三振、フォアボールはわずか19個と安定したピッチングを見せています。
ドジャースはベテランのカーショー投手などがけがから復帰したものの、山本由伸投手やビューラー投手など、活躍が期待された投手陣に離脱が続いている状況で、フラアティ投手はローテーションの厚みを増す活躍が期待されています。
また、34歳のキアマイアー選手は今シーズン打率は1割9分5厘ですが、過去にゴールドグラブ賞を4回受賞している守備の名手です。
すでに今シーズンかぎりでの現役引退を表明していますが、ドジャースは若手が多いセンターのポジションの守備力の強化につなげたい考えです。
現在ナショナルリーグ西部地区首位を走るドジャースの補強はこれで一区切りとなり、ここからワールドシリーズ制覇に向けた戦いが本格化します。
今後の選手起用に注目
ドジャースは積極的な補強を行ったことにより、今後はけがから復帰する選手との起用方法などが注目されます。
特に内野手として獲得したアーメド選手とエドマン選手は、いずれもゴールドグラブ賞の受賞経験のある選手です。
ドジャースはライトで6度のゴールドグラブ賞を受賞しているベッツ選手を今シーズンはショートにコンバートして起用していましたが、経験の少ないポジションのため守備面の課題が指摘されていました。
現在左手の骨折でけが人リストに入っているベッツ選手が復帰するのは8月中旬ごろと見込まれていて、ロバーツ監督はチームの中心選手であるベッツ選手の起用法について「彼とチームにとってなにがベストか考えていきたい」と守備位置の変更も含めて検討する方針を示しています。
シーズンの最終盤や、結果が求められるプレーオフの戦いに向けて、けがから復帰する選手たちや新戦力をどのように起用するのか、今後のロバーツ監督の采配が注目されます。
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